ひみつ基地ミュージアム

「山の中の海軍の町 にしき ひみつ基地ミュージアム」は2018年8月に開館した町立博物館です。なにが「ひみつ」なんでしょうか?

地下壕の入り口

何をしてた場所?

太平洋戦争中に海軍が使用していた「人吉海軍航空基地」の跡地にあります。海軍のパイロット養成所(予科練)でした。

地下壕は地下魚雷調整場と、地下兵舎壕、地下作戦室・無線室がありました。

飛行機や自動車もつくっていて一大拠点でした。

一時は倉庫としても使われていたそうですが、長い間存在が忘れ去られていました。

 

海軍なのになぜ内陸部に?

九州や沖縄へ、ここから飛べるちょうど良い距離でした。また米軍が九州に上陸したときは最前線になることも想定されていたようです。

1945年には空襲を受け、近隣住民含めて亡くなっています。

魚雷の模型

入館料は3パターン

ツアーがセットになっています。大人800円、1500円、2000円のプランがあります。高いほど訪れる場所が増え、所要時間は長くなります。

こちらで詳しく説明されています。

132base.jp

 

ミュージアムも充実

展示室は撮影禁止でしたが、展示内容がわかりやすいです。

当時の予科練生が整備や飛行の練習に使っていた「九三型中間練習機(通称赤とんぼ)」の実物大模型が展示されています。

 

注意事項

  • 地下壕はツアーに参加しないと中には入れません。
  • 地下壕周辺は涼しく、夏は蚊が多いです。虫除けスプレーがあったほうが良いです。コウモリもいます。
  • ミュージアムの東側が崖になっていて、そこを降りていきます。地下壕は崖を掘っている形です。帰りは当然登ることになるので、ちょっとキツイです。

    兵舎壕

おすすめ度

★★★★★(星5つ)

ツアーで丁寧に説明してもらえますし、資料の貴重さを考えても、ぜひ訪れてほしい場所です。

 

訪問日&所要時間

2023年8月訪問。所要時間は3パターンあります。記事内で説明しています。

 

交通

ホームページには車の手段しか書いてませんが、私は人吉駅からバスで訪れました。最寄りのバス停「高原記念碑前」からは10分強です。

1日7~8便あり、事前に時刻表を見れば人吉駅・人吉温泉からの往復が可能です。

Google Mapに時刻表が埋め込まれてます↓