KGB博物館~エストニアの首都タリン編①~

KGB博物館シリーズ第1回は、エストニアの首都タリンにあるミュージアムです。

実はタリンにはKGBに関する施設が、2つあります。

KGB博物館とKGB Prison Cells(KGB牢獄)です。

この2つを紹介していきます。

 

KGBとは

まずはこちらを読むと基礎知識がわかります。

dark-t.hateblo.jp

 

いざKGB博物館へ! 

KGB博物館は、タリン旧市街を見渡せる高層ホテル「Hotel Viru」の最上階にあります。

なぜ、こんなところにあるのかはこの後分かります。

 

見学にはツアーに参加しないといけません(申込の詳細は最後に)。

ツアーガイドが引率し、ホテルの最上階22階までエレベーターで上がります。

博物館も22階にあると思いきや、実は23階にあります。23階までは階段を使います。23階は秘密のフロアなんです。

なぜかって…

それはこのホテルの23階がKGBの活動拠点だったのです!

 

物語るソ連の「終焉」

KGB職員の事務部屋と、盗聴装置が設置された部屋があり、中に入って実際に見学できます。まるで映画のセットのようですが、これ、全て本物なんです。

タバコの吸い殻も灰皿に残っています。

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エストニアが独立したとき、KGBは逃げるように去って行ったため、持ち出す暇がなく資料もそのままです。

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リアルなスパイ道具の数々

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財布と思って開けると…爆発!

 

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ダイヤルのない電話(右)。受話器を取ればKGB本部(モスクワ)につながった

 

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壁に穴を空け、先端の部分から盗撮する


ツアーの参加方法・料金

こちらのリンクから予約ができるようです。

料金は大人が13ユーロです。”EN”と書いてあるのが、英語のツアーですね。

ホテルのロビーが集合場所でした。わからなければフロントに聞けば教えてくれます。

viru.ee

おすすめ度

★★★★★(星5つ)

ツアーで丁寧に説明してもらえますし、資料の貴重さを考えても、ぜひ訪れてほしい場所です。

訪問日&所要時間

2019年9月訪問。ツアーは1時間程度です。