バルト三国のKGB博物館
今回取り上げるのはバルト三国(エストニア、ラトビア、リトアニア)にあるKGB博物館です!
KGB(ソ連国家保安委員会)とは、かつて存在したソビエト連邦の情報機関・秘密警察のことです。いわゆる「スパイ」ですね。実はあのプーチン大統領もKGBに所属していました。
つまりスパイの博物館があるのです!
でも、このスパイ博物館があるのは、ソ連の流れを引き継ぐロシアではなく、別の国です。
果たして、どういうことなのでしょうか?
バルト三国とは?
バルト三国は、エストニア、ラトビア、リトアニアのことを指します。
ちなみに、この3カ国の順番を覚えるのに苦労している人!北から五十音順と覚えれば簡単ですよ(アルファベット順でもあります)。
バルト三国は今でこそ、3カ国ともEU・NATO(北大西洋条約機構)に加入し、西側陣営のメンバーとなっていますが、1940~1991年の間、ソ連の支配下にありました。
その支配を確かなものとするため、KGBが独立運動に目を光らせていたわけです。
なぜKGB博物館がバルト三国にあるの?
KGBはこの3カ国で、多くの独立運動家を投獄したり、処刑したりしました。
バルト三国はこうした苦難を乗り越えて、ようやく1991年に独立を果たすことができたのです。
ソ連を受け継ぐロシアへの警戒感は、当然、市民の間で残っています。
こうした背景も相まって、3カ国のKGB博物館は設立されました。
それでは、3カ国にあるKGB博物館を紹介していきます。