長崎・五島 潜伏キリシタン「世界遺産・江上天主堂」
「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産の1つ、長崎県五島市の「江上天主堂」です。人里離れた海に近い谷間にひっそりと教会がたたずんでいます。
予約が必要!!
江上天主堂へ行くには予約が必要です。ここから予約できます。
2日前の予約が必要ですが、1日前~当日は上記リンク先のインフォメーションセンターに電話します。私も当日電話しましたが、枠があり訪問できました。
その場合でも必ず事前連絡が必要です。
天主堂に行く前に寄ろう
奈留港から天主堂へ行く途中に「奈留島世界遺産ガイダンスセンター」があります。
天主堂では案内や説明板のようなものがほとんどないので、ここで歴史的背景などを知ることができます。
おじいさんが1人いて丁寧に説明してくれました。10分程度のビデオを見るよう促されました。展示は15分もあれば見終わります。
歴史
1800年、五島藩は開拓のため、大村藩との間で合意を結び、移民を受け入れることで合意しました。大村藩は人が増えすぎて困っていたともされます。
その結果、3000人もの移民が五島を目指したが、その多くが潜伏キリシタンだったのです。九州本土の大村藩と比べ、キリシタンへの取り締まりが緩かったとされます。
移住先の1つとなったのが奈留島でした。
密かに信仰を守り抜き、明治維新後の1918年に江上天主堂が完成しました。
交通
レンタカーが無難です。2社とも船が着くターミナル内に受付があります。
早めの予約がおすすめです。私が予約したときは最後の1台でした。台数に限りがあり、予約必須です。
島内にオンデマンドバス「チョイソコ」があるのですが、市民限定のようです……
港からは14分で着きます。
教会手前のグラウンドのところに車を停めます。
かつては小学校のグラウンドだったそうです。今は集落の民家は数軒ほどです。
訪問日&所要時間
2023年9月訪問。所要時間は教会とガイダンスセンター合わせて1時間程度です。
おすすめ度
★★★☆☆(星3つ)
小さな教会なのですぐ見終わってしまいます。ただ、世界遺産という貴重さがあります。
時間が余ったら
早ければ1時間程度で教会とガイダンスセンターを見終わるので、時間が余ったら笠松宏有記念館(かさまつひろともきねんかん)はいかがでしょう。
廃校になった小学校を利用して開設された美術館です。入館料は100円と格安です。